1980-03-28 第91回国会 参議院 予算委員会 第18号
私、もう二十年も前になりますけれども、夏ロンドンで年金生活をしている婦人のおうちに泊まっていたことがあります。四、五人の年金生活者が一緒に暮らして部屋数が六つか七つありましたけれども、三階建てですが、日本のようにステンレススチールの台所の流しじゃない、セメントだったんです。
私、もう二十年も前になりますけれども、夏ロンドンで年金生活をしている婦人のおうちに泊まっていたことがあります。四、五人の年金生活者が一緒に暮らして部屋数が六つか七つありましたけれども、三階建てですが、日本のようにステンレススチールの台所の流しじゃない、セメントだったんです。
それは、私が昨年の夏ロンドンへ参りました際に、ロンドンの大使館で大使の口から私に要望をされた事柄であります。それをここで反復してお伝えをしようということでありますが、多分官房長もあるいは大臣も、たびたびロンドンの大使館は訪れられていると思いますから、大使から同じようなことはお聞きになっていると思いますが、大使館の応接室に日本の代表的な美術を紹介する日本画が掲げられているのであります。
昨年の夏、ロンドン会議に資金難その他の関係で日本の國際オリンピツク委員を派遣し得なかつた日本スポーツ界は、今年こそローマに永井氏を派遣せんと努力したのでありますが、再度資金その他の難問題で、まつたく絶望となつたのであります。時あたかも、この瞬間にはせ参じてくれたのは、実にハワイにおける在留同胞並びに日系市民の諸氏であつたのであります。
それは古い話でありまするが、一七〇八年夏ロンドンでロシヤの大使が警官によつて馬車からおろされまして、數時間拘留されたという事件が起つたのであります。そのロシヤ大使は英國の商人に三百ポンドの借金がありましたので——これはあまり感心したことではありませんが、借金がありましたので、執達吏が裁判所の令状に基いてなしたのであります。がしかしながら、大使は直ちに釋放されたのであります。